昨日・今日・明日

震災から5年が過ぎましたね。
今年は、初めて震災に関わる報道を見る機会に恵まれました。(にゃんこはうすにはテレビ電波が届いてなかったので)
思ったよりもたくさんの特集がされていて、懐かしいような気持ちで、見ていたのですが・・・
やっぱり途中でつらくなって、ほとんど見られませんでした。

4
震災前、私は植物とか動物とか、風景の写真を撮るのが好きでした。
この福寿草は、鉢植えで、自宅にあったものです。
震災後も数年は美しい花を咲かせてくれていましたが、ついにはイノシシにひっくり返されて、なくなってしまいました。

5
写真とは言っても、携帯でパシャッと撮るだけだったのですが・・・
そのうち、一眼レフのカメラが欲しい・・・と、たんす貯金をしていました。

そのお金が避難時にとても役に立ちました。
ATMもコンビニも開いてなくて(電気もきてなくて)、お金を下ろすことができたのはずいぶん後になってからだったからです。
もちろん、ポイントカードやコンビニの事前に入金できるタイプのカード類も全く使えません。
そこにお金はあるはずなのに、使えない・・・
だから、今はそういったカード類は持っていません。

3
自宅付近の山は、庭のようで・・・
甥っ子を連れたり、犬を連れたりして・・・よく、キノコを採りに行きました。

2
あんまり美味しくはないですが、食べられるキノコです。
ムラサキシメジという種類です。
このキノコの群落を2010年秋に見つけて、2011年の秋に、また出会えるかな?と楽しみにしていました。

1
この花は銀竜草。
こう見えても、菌類の一種で・・・
ここから抜き取ってしまうと枯れてしまいます。
菌がまんべんなく行き渡った土壌に、ある一定の条件がそろうと生えて花を咲かせます。

この花がよく咲く場所も山の中にありました。

6
車が通れないので、犬を放しても大丈夫な広大な土地がありました。

向こうに見える紅白の塔は、気象観測のために建てられたものでした。
東北電力が、浪江小高地区に予定していた原発の事前調査のために建てられたもので、計画の中止に伴って震災後撤去されました。


3・11という日は、地震・津波で亡くなった方を想う日だと私は思っています。
記念日でもなく、イベントでもありません。

あまり親しくない方に
「3月11日は福島に帰るんでしょう?」と聞かれたり・・・
「3月11日が近いけど、どうですか?」と、問われたりして、面食らうことがあります。
その場は、あたりさわりのない話をしますが・・・
逆に、なんでそう思うのか聞いてみたいな・・とも思います。

3月11日は、大きな震災があって、津波で多くの命が失われた日です。
それと同時に、当たり前にあった毎日・・・昨日今日明日と続いていく変わらないと思っていた日々が終わった日でもあります。
でも、私は生きている。

震災前とはいろいろ変わったけれど、
昨日、今日、明日・・・と続いていく毎日を生きています。
2
震災で壊れてしまったもの。
失ってしまったものもたくさんありますが、そのことをいつまでも悔やんでいるだけではいけない・・・と、
前を向こうと思っています。

まだ、うまくいかないことも多いけど。

3
3月11日が鎮魂と慰霊だけでなく・・・
自身が震災に遭遇したら、どうするか?
どんな備えをするか?
考え直す日になるといいな・・・と思います。


















追記は、震災時に必要だったもの覚書。

こんなものがあったらよかった、あって良かったと思ったものです。

『あって良かったと思ったもの』
保存のきく果物(りんご)・・・避難中の食料として。
チョコレート・・・小さい子のおやつに、大人の精神安定剤に。
現金・・・銀行にあるお金は何の役にも立ちませんでした。避難中、わたしのたんす貯金15万円弱が家族の命綱でした。
猫フード・犬フードの備蓄・・・震災後、物流が止まってからはペットフードはほとんど手に入らなくなりました。
毛布・・・避難所の体育館は寒いはず、と、持って行った毛布。親戚の家にたどり着いたときに、役立ちました。(多人数(2家族)がその家をたよったので、寝具が足りなかったのです)



『あったら良かったもの』
水の備蓄・・・停電・断水で、水が手に入らなくなりました。
携帯の充電器・・・電気が通ってないから、持っていかなかったのですが被害の少ない地域では電気が通っていて充電もできました。
(バッテリー)
ガソリン・・・スタンドも停電のため給油はできず、物流が止まってからは、1000円分とか限られた数量しか購入できなくなりました。
      普段から、ガソリン満タンを心がけるようにしています。
メモ用紙・ペン・・・あのころ、思ったことや起こったことを書き留めておけばよかったと思います。
運転免許・・・震災後、取得しました。



余談≫

震災当時、着の身着のままだったので・・・
しばらくは下着の替えもなく・・・ずっとスウェット上下にコート姿でした。
避難所に行くときは、人前に出ても恥ずかしくない服装で、着替えも持っていくといいと思います。

避難所に行く イコール もう帰れないかもしれないと、思って準備をするといいと思います。
離れたくない大事な家族とは、離れないでください。

スポンサーサイト

コメント

有難う

悪気は無く、相手を気遣っているつもりの言葉が
実は、相手を傷つけている…
本当に相手の立場に立って物を考えてはいない…
勿論、なり切る事は出来ません。
でも、もし自分がその立場ならと…どんな思いがするのだろうと…
想像する事は出来る… 筈…

被災された方の方が、何も失っていない人を気遣って言葉を発する…
ごめんなさい。の言葉しか言えません。
そして、やはり、有難うです。

下着

石巻の友達も、避難所へは行かずに済んだけど、水がなくて洗濯出来ず、下着に一番困ったって言ってました。
裏表裏表で、1歳のベビーは母のパンツをゴムでとめて履かせてたって、笑って教えてくれました。
「自粛なんかしないで普通にしてて欲しい」って言われて、なんて言ったらいいか言葉が出なかったから、会いに行けてよかったと思ったことを思い出しました。
あって良かったもの、あったら良かったもの、心に刻みます。

銀竜草ってすごいですね!初めて知りました!菌ってすごい!!

No title

こんにちは。

ボンママさんの辛いご経験を生かして
必ずはなちゃんと一緒に避難します。

都心から避難するとなると徒歩になり、
はなちゃんの食料やトイレを持つので、
自分の食料や着替えはあまり持てないと覚悟を決めています。
はなちゃんを連れて被害の少ない地域に脱出するために体を鍛えるようになりました。
余裕があって着替えができるなら、ジョギングや登山用の速乾ウエアで行こうと思っています。
濡れても絞ってふりまわせばほぼ乾くので。

あと、現金ですね。メモメモ。
たしかに、途中から交通機関を利用できるようになるかもだし
現金は大事ですよね。
今日早速おろして帰ります!

Re: 有難う

> イナリさん
お気遣いいただき、ありがとうございます。
悪気でないことは私もよくわかっているのですが、立ち話程度のときに、どこまでどう話したらよいか迷います。
結局あたりさわりのない話になってしまうのです。

私が福島から来たと知っている人でも、福島のどこに住んでいたとか、原発からどのくらいの距離に住んでいたとか、詳しい話を知っているわけではないので、その人なりに思いやっての言葉なんだと思います。

3月11日だからって、特別なことをしなくたって良いんです。
って、思います。

Re: 下着

> 千鶴ママ
そうなんですよね!
普段何気なくしている洗濯ですが、水の出ない環境ではとっても贅沢なことで・・・
お風呂だって、何回も水を汲んできてためないと入ることができません。
蛇口をひねれば出る水、スイッチを押せば点く明かり、スイッチを押せば暖かくなる部屋。
震災で、普通のことがどんなに恵まれた生活だったのか思い知りました・・・
たまに忘れそうになるんですが・・・

銀竜草とてもきれいなんですよ~。
同じような種類で錫杖草とか、南蛮キセルとかあるんですが、ちょっと薄暗い林床に咲く銀竜草が一番きれいだと思います。

Re: No title

> ミドリさん
はなちゃんを大事にしてくださってありがとうございます。(はなちゃん、可愛いですよね~)

都心部と田舎では生活形態が違うので、必需品も変わるかもしれませんね。
あと、ちょっと思い出したのが、着火のための物。
うちは喫煙者がいないので、着火するためのものがなくて、使わなくてもライターって必要だな~と思いました。

究極の避難グッズは登山装備なのかもしれませんね。
トレイルミックスとか、高カロリーでコンパクトなものがそろってますから。
Secret

プロフィール

ボンママ

Author:ボンママ
ねこだいすき。
なぜか飼っているのは犬。
石とか貝とか植物もすき。
海外ドラマ好き。

※当ブログはリンクフリーです※

お問い合わせは、
inunoossann.
nekodaisuki
@gmail.comまで。

管理人に物申す
猫へのお問い合わせ
もうちょっと知りたいそこんとこ。
などなど・・・
お気軽にどうぞ。

名前:
メール:
件名:
本文:

カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
南相馬にゃんこはうす

にゃんこはうす
南相馬市にある被災猫シェルターです。 福島県原発被災地の猫のレスキュー、家族さがし、里親募集をしています。 多くの方に支えられて、活動を続けています。

にゃんこはうすで、今必要としているものは、Amazon.JAPANのたすけあおうNIPPON 東日本大震災のページに掲載して頂いております

レスキューの欲しいものリスト

にゃんこはうす保護っこの欲しいものリスト

からご支援いただけます.


お気に入りリンク
QRコード
QR