茶々の手術
2016.01.21(Thu)

無邪気さ、日本一!と言っても過言ではない茶々さん。
うちの預かりニャンコの中で、一番能天気なお姫様です。
二年前、ありこさんのおうちの前に、一族郎党と共に衣装ケースにぎゅっと詰められて捨てられた茶々。
その後、捨てた飼い主との面談で、茶々の年齢は捨てられた当時で2歳ということが分かりました。
たくさん増えすぎて、分からなくなってしまったのか・・・名前がついていなかったのか・・・
元飼い主に書いてもらった一覧表に、茶々の元の名前は空欄になっていました。

こんなにかわいらしくて、愛らしくて、素直で、性格の良い子を捨てようと決めた飼い主の心のうちはわかりません。
きっと、聞いたところで理解できないと思います。
茶々はにゃんこはうすに来てからというもの、甘えん坊の代表格で、食いしん坊でもありました。
でも、体重はちっとも増えなくて、保護当時1.6kgだった体重は、一度2.0kgまで増えて・・・
後は徐々に減っていきました。
ウイルスキャリアでもなく、採血結果でもどこが悪いのかは分からず。
お世話になっていた獣医さんも首をかしげるような状態でした。
ひどい口内炎ができ始めてからは、痛みが強いとご飯が食べられず、栄養状態も悪くなり、
内服の痛み止めを使うと、肝機能の数値が悪くなってしまい・・・
原因不明の貧血もある。
すべてが悪い方向に向かっていました。

でも、福井にやってきて、改めて精密検査をしていただいたら・・・
貧血の原因も、肝機能の異常もどこがどんなふうに悪いのかがわかりました。
そこで、まずは貧血を改善して、
次に栄養状態を良くして、
口内炎の治療をしましょう・・・と方針を立ててやってきました。

茶々のお口の中です。
よく見えないのですが・・・奥の方にイソギンチャクみたいにぶつぶつと盛り上がった口内炎ができています。
両側から盛り上がって、大きくのどをふさいでいます。
空気や食事の通る道がとても狭くなっていて、このままではのどがふさがってしまいます。
完全にふさがることはないにしても、膿や唾液が簡単に通り道を塞いでしまうかもしれません。

茶々は頑張ってご飯を食べていますが、このままずっと痛み止めや抗生剤を使って生活していくわけにはいきません。
今は、食道カテーテルを使って、足りない栄養を補っていますが、この管も一生入れておけるものではありません。
口腔内をなんとか良い状態にして、自力で必要な栄養が取れるようにすることが目標の手術です。
もちろん、それをやったからといって、100%良くなるわけではありません。
全身麻酔の手術で、もちろんリスクもあります。
獣医師の先生が一番心配しているのは出血。
前回のとき、麻酔をかけて呼吸の管を入れるとき、狭くなった口の奥で大量に出血して、血が止まりませんでした。
茶々の体はそれでなくても貧血で血が少ない状態だったから・・・
命の危険もありました。

今回は、茶々の体の中は前回に比べたら、別の猫ぐらいに改善しています。
茶々の体重が増えるのを待っていたのですが、2・2kg以上には増えません。
今を逃すと、また状態が悪くなってしまう可能性もあるので・・・
獣医師三人態勢で、手術をしていただきます。

茶々には、「手術するよ~」って、言い聞かせていますが・・・
もちろん、猫だからわかってません。
頑張るんだよ~。
応援してるからね。
茶々は強く生きたいって思ってると、私は思うから・・・
手術を乗り越えられると思います。
明日22日午後から、手術を受ける茶々。
どうか、皆さまも応援してください。
何事もなく、手術が終わりますように・・・
元気に帰ってきますように・・・

そして、厚かましいお願いで恐縮ですが・・・
医療費のご支援をいただけるととても助かります。
(二月には支援ショップも福猫小町も再度OPENします)
よろしくお願い申し上げます。
ゆうちょ銀行
記号12220
番号30429911
口座名義 にゃんこはうす
銀行やネットバンクからは以下になります。
店名 ニニ八 (ニニハチ)
店番 228 (普通)
口座番号 3042991
口座名義 にゃんこはうす
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