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今だから話せること

(ちょっと重い話です。興味のない方は読まないでください。現在の保護猫たちとは何の関係もない話です。)



我が家の飼い猫は本当は3匹でした。
ハンドルネームの由来でもあるボン。
ボンのおばあちゃん猫のイブ。

そしてぷー。
ぷー正面
サバ白の男の子。
去勢済みで、喧嘩がとても弱い。

あだ名はぷっちょ。
ぷーとコタ
おっさん犬ともとても仲が良かった。

いつも私の部屋にいて、とても愛していました。
過去形で書かなければならないことが、今でもつらい。

2011年3月11日に起きた、東日本大震災でたくさんの人の命が失われました。
それはけっして忘れてはならないこと。

でも、そのあとに起きた福島県の原発被災地の状況はあまりにも知られていません。
多くの・・・本当にたくさんの人の命と、動物たちの命が二次的に奪われました。
その事実があまりに知られていないことに胸が痛みます。

でも、私もぷーのことは、つらくてまだ生々しくて、語ることはできずにいました。
記憶が思い出に変わってしまって、都合の良い書き換えが起きる前に残しておかなければいけない。
そんなふうに思って、今回、ブログに残すことにしました。

子猫ぷー
ぷーは子猫の時に我が家にやってきました。
人見知りで、知らない人が来るといつも私の部屋に引きこもっていました。

震災の時、ぷーはちょうど去勢から1年。
年齢は2歳になるところでした。

大きな地震に、おびえた動物たちは、思い思いに安心だと思うところに隠れていました。
猫たちはみんな、外に逃げていて、姿を見せなかったので、フードと水を外にも置いて、私たち家族は家に入り休みました。

早朝、足元に小さく丸まって寝ていたぷーの姿が最後でした。

そのあと、拡大された避難指示を受けて、私たち家族は逃げて逃げて・・・
避難しなければいけないといわれたとき、頭にあったのは動物たちのこと。
避難所に連れて行けば、迷惑になる。

動物病院に行く以外に車に乗ったことのない猫3頭。
大型犬、中型犬、小型犬の三頭の犬。

連れて行くことはできないと思いました。
同じ町内の小学校に行くだけなら、すぐに戻ってこられるだろうと思ったのです。
それが間違いだと分かった時には手遅れでした。

ぷーとコタ
少しずつ・・・
大渋滞に巻き込まれて、じりじりとしか進まない車の中で、あきらめるしかないと、身を切るような思いで覚悟を決めました。
もう、戻るためのガソリンはなかったのです。

そして、いわき市の親戚宅に落ち着いてからも、動物たちのことは頭を離れず・・・
私はひどいうつ状態になりました。
体重は10キロ減って・・・
食事をすること自体が、おいてきた動物たちへの裏切りに思えて・・・
喉を通りません。
悲しくてたまらないけど、泣けなかった。
妹も大切な猫を置いてきたし、母も父も好んでそうしたわけではなかったことがよくわかっていたから。

あおむけぷー
甘えん坊で、たまに獲物をとってくることもあったぷー。
なんとか、獲物をとって生き延びてくれていれば…
そう願うことしかできませんでした。
歩いて、原発のそばを通って、自宅へ帰ることを何度も考えて。
実行に移そうとして家族に止められました。

再会の時は、5月27日にやってきました。
浪江町住民の一時帰宅の第一号。
バスに乗って、自宅へ着いて・・・
私はずっと、猫の名前を呼んだ。

すぐにイブがやってきて、持参したフードを食べて離れなかった。
甘えて、甘えて、すり寄ってくるイブはがりがりに痩せていた。
置いて行ったなけなしのフードは犬たちに食べられてしまって、猫の口には入らなかったのだろう。

そして、ぷーとボンは、どんなに呼んでも姿を見せてくれなかった。
泣いても、叫んでも・・・
姿は見えなかった。
どこに隠れているのか。
もしかして、死んでしまったのかもしれない。

そう思ったとき、家の裏から忘れられないぷーの声がしたのです。
すぐに裏庭に向かうと、ぷーがいました。

にゃこーん・・にゃこーん・・・
呼ぶように鳴きながら、木にすりすりしている。

驚かせたら、逃げてしまう。
そっと近づきました。

「ぷー、ごめんね。迎えに来たよ。一緒に行こう!」
そう呼びかけながら、声をかけると、するりと手の届かないところへ離れて行ってしまう。

うなりながら、こちらを見つめる目が、本当に信頼してもよいのかこちらを量っているようにも見えました。
怒っている。

突然、いなくなって、帰ってこなかった私にぷーは怒っているのだと感じました。

猫だって、感情もあれば知性だってある。
飼い猫と家族には信頼関係がなければ一緒にいられないはずです。

このときに感じたのは、私の罪悪感がそう感じさせたのかもしれません。
でも、ぷーは怒って、悲しんでいる。
突然、おいて行かれてつらい目にあって、傷ついている。
そう感じました。

ごめんね。
ごめんね。
迎えに来たよ。
おいで。

許してなんて言えなかった。
許してもらえるようなことをしたとは思えなかったから。

うーと低くうなりながら、少しずつ離れていくぷーとここで別れるわけにはいかない。
父と協力して、半ば強引に持ってきたキャリーに入れました。

抱き上げたぷーは本当に軽くて、子猫みたいに小さくて、体の毛はぱさぱさしていました。
ぷー甘える
どんなにつらかったか・・・

でも、保護できてそれで終わりではありませんでした。
私はまだ避難所にいて、ペットを飼うことのできる環境にありませんでした。

一時帰宅で保護した猫はすべて、保健所に預けなければいけませんでした。
がりがりに痩せたぷー。
隙間から差し入れたフードをむさぼり食べるぷーを保健所の職員に渡しました。
再会を信じて。

7月10日
突然の電話。
ぷーが死んでしまったという電話でした。

嘘だ・・・
電話を受けた母から聞いて、私は信じられませんでした。
もうすぐ、仮設住宅が決まったら、一緒に暮らせる。
そう思っていたのに・・・

後悔してもしきれない。
どうして、あのとき避難しない選択もあっただろうに・・・
今となっては、いろんな分岐点があったことに気付くのだけど、その時はそれが最善だと思って、精いっぱいだった日々。
それが、ぷーを殺しました。
自分自身の判断が招いたことです。

だから、恨むなら、自分を恨むことしかできない。
どんなに泣いても、どんなに苦しんでも、もう帰ってこない。
ぷー、

ぷー。
大好きだったよ。
ごめんね。
あなたが犠牲になるなんて、思いもしなかったよ。

コタロウはまだ、あなたの名前に反応するよ。

できることなら、あの日に返ってやり直したいよ。
ごめんね。
愛してる。
ずっと愛してるよ。

カメにはいったぷー

もう二度と、こんなことが起こらないでほしいのだけど。
もしも、起こってしまったら・・・
迷惑だといわれてもいい。
常識のない人だといわれてもいい。
絶対に離さない。
ずっと一緒にいる。

大切なものは離しちゃ駄目です。
連れていけないなら、自分も避難しない。
避難して、助かっても、絶対に後悔するから。

あなたの大事なものは何ですか?
絶対に離さないでください。

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コメント

No title

ブログに書いてくださってありがとうございます。
経験した方にしかわからないこと。
その時その時精一杯だったのだと思います。

私は幸運にも震災で何も失わずに済みました。
けどそれは住んでいた地域がたまたま被害が少なかったから。
何度も来る余震の中で、大切な家族の猫達を失う恐怖に怯えるくらいで済みました。
絶対に、絶対に、忘れません。

No title

教えてくれてありがとう。

こんなことは起きて欲しくないけれど
何かあった時はうちの2匹と一緒にいると決めました。

初めまして

茨城はやはり被災地で・・・あの時、東海村でも福島と同じ事がおきた可能性がありました。

ボンママさんの、この日記で改めて、震災の、原発事故の悲惨さを思い出しています。
ミクシィの方で、感想というか、思う所を書かせて頂きました。

去年、南相馬の避難所に支援物資を運んだ帰りに
飯舘の山道で出会ったワンコを忘れられません。
「人間なんて信じない」そう、目が。。。
そういう子が居た事を、忘れちゃいけないと改めて思いました。

Re: No title

>雪月花風さん。
読んでいただいて、ありがとうございます。
たまたま、福島だっただけ。
どこで起きてもおかしくない出来事でした。
でも、そんなことが起きるとは想像もしていなくて・・・
後悔は多いのですが、未来に生かしていけるように頑張りたいと思っています。

Re: 初めまして

>おけい@まはろは兎さん
はじめまして。コメントありがとうございます。
> 茨城はやはり被災地で・・・
いわき市で長く働いていたので、茨城はとても身近な県です。原発事故をきっかけに、南相馬側からは遠くなってしまいましたが。

支援物資を運んでいただいたのですね。
ありがとうございます。
飯館は通行も帰宅も自由にできますが、仮設住宅にペットを連れて入ることができるところはないそうです。
今でも、12号線沿いを歩く猫の姿を見かけることがあります。
記憶の風化とともに、ゆっくりと忘れられてしまうことが一番怖いです。

ありがとうございました。



Re: No title

> ちびおかんさん
コメントありがとうございます。
にゃんこはうすでもよく言っているのですが、もし、ここでまた震災が起きたらどうするか?って・・・
たくさんの猫たちがいますから。

みんな、一緒に逃げられないなら残るって。

一番の願いは。
こんなことは二度と起こりませんように・・・
同じような思いをする人が増えませんように・・・
祈るばかりです。

No title

大変辛いことを思い出して書かれるのはどれだけお辛かったでしょう。

明日は我が身です。
尻尾のある家族を持つ人々共通の懸念である
その時どうすれば最善かを考えさせて頂きました。

何があっても何を言われても一緒にいます。

ツイートさせて頂きます。

救いたいです

「あなたの大事なものは何ですか?
絶対に離さないでください。」
涙で拝読させて頂きました。記事にして下さってありがとうございます。
私は今も残された猫達の救出に行っています。飼い主さんにもっと声をあげてほしいと思いますがあまりにも悲惨な出来事に心情をを思えば自分にできることをするしかないと思っております。助けに行くすべを失いかけている今、何かが私に使命を果たさせてくれるように救世主が現れてくれないかと願うばかりです。
飼主さんの気持ち、動物たちの気持ち考えながらできることに尽力します。どうぞ、ご自愛くださいませ。

我が家にも3匹の猫がいます。
震災の後、わけもわからず避難する事になり、連れて行けなかった動物達の事をあちこちで知りました。
もし、自分だったら…今回の震災がなければ、私も同じようにしているかもしれません。すぐに迎えに行けると…
残された子達、他の子達もきっとわかってくれてると思います。
これから先、もし同じような震災などがあったら、いつでもペットと一緒に避難出来るようになる事を願っています。
明日は我が身…他人事ではありません。
そのためには、飼い主さんのマナーの向上も必要です。
みんなで考えていかなくてはいけませんね。
お辛い気持ちを伝えてくださってありがとうございました。
どうかお身体御自愛なさって、お元気でいてくださいね。

Re: No title

> はるべいさん

尻尾のある家族。
本当にその通りなのに。
非常事態だから・・・と、考えてももらえないことが多々あります。
仮設住宅も、避難所も尻尾家族と一緒にいられるところはほとんどありませんでした。
物流が止まってしまって、フードも手に入りませんでした。

コメント&ツイートありがとうございました。


Re: 救いたいです

> yuiさん

震災直後の早期から動物たちのための活動をしていただいて、ありがとうございます。
飼い主も様々ですので、ご苦労も多いのではないかと推察いたします。
活動している団体の多くが無理を押して、頑張ってくださっていることも、もっと、知られてしかるべきと思います。
yuiさんもお体を壊されませんよう・・・
飼い主としてできること、もっとないか考えてみます。

コメントありがとうございました。

Re: タイトルなし

>がっちゃんさん
三匹の猫、近隣では決して多い数ではありませんでした。
ガソリンが豊富にあったら・・・
車の免許を持っていたら・・・
避難するまでの時間がもう少しあったら・・・

もしも・・・だったら、と考えてしまうことはたくさんあるのですが、その時の状況になってみないと必要なものがわかりませんでした。

おっしゃる通り、飼い主のマナー向上も大切なことと思います。

暖かいコメントありがとうございました。

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有り難う。

肝に命じました。
大切な仔等は絶対離しません。

どんなに苦しく辛い環境でも、一緒に居る事を誓います。
教えてくれて、感謝します。

はじめまして。

今年の4月に宮城県に行って来ました。
実際に見て驚きました。
こんなに辛い事が現実に起こっている事を再度認識しました。
お辛い事をこうして綴ってくれた事にエールを送ります。
涙涙です。

トップページに紹介させて頂いてもよろしいでしょうかぁ?
ずっと震災の件をトップに置いています。
再度、忘れてはいけない事だとみんなに知って欲しいです。

Re:

> カギコメさん
コメントありがとうございます。
どうぞ、ご使用ください。

Re: 有り難う。

> 紺碧の空さん
 私はできなかった一例に過ぎません。
 大切な子たちのために、なにが大切か考える機会になれてよかったです。
 
 コメントありがとうございました。

Re: はじめまして。

>♥ビクママ♥さん
コメントありがとうございます。
当サイトはリンクフリーですので、ご自由にどうぞ。

宮城県の津波被災地もまだまだ、支援の手を必要としていますのでよろしくお願い申し上げます。

No title

かわいいぷーちゃんの辛いつらいブログしっかり拝見しました。私の地域では高齢化に伴い、尻尾家族のいる家が増えています。一軒の頭数が少ないとは言親密さは昔より深まっているでしょう。一朝事が起きた場合、高齢の核家族と一家に最低一匹づついる尻尾家族。避難所の混乱は,,,,。自らできることを備えると同時進行で、新潟のように同伴避難の道筋を自治体に働きかけなければ、いけないと思いました。抑制された文面から、深いお気持ちが伝わってきました。アップしてくださってありがとうございます。

はじめまして

こんばんは。

同じ悲劇を二度と繰り返してはなりません。
今回の震災を機に、居住区から全国へ向けて災害時ペット同伴避難を根付かせようと活動しております。

実は今年4月から我が家でお預かりしていた福島被災猫が先月30日、飼い主さんの元へ帰っていきました。被災飼い主さんのお心はどなたも同じですね。

お預かりしていた猫のこと、そして同伴避難のこと。
もしよろしかったらお暇な時にでも読んでいただければ幸いです。

ブログ:野郎猫集団「千太組」
☆福島被災猫 八雲ことクロのこと
http://yaroneko.blog55.fc2.com/blog-category-28.html
☆同伴避難
http://yaroneko.blog55.fc2.com/blog-category-26.html

No title

ありがとうございます。

>宮城県の津波被災地もまだまだ、支援の手を必要としていますのでよろしくお願い申し上げます。
はい。了解しました。

Re: はじめまして

> 薫@千太組さん
コメントありがとうございます。
ブログ、いつも拝見しております。
同行避難へ向けた活動にも、本当に頭が下がる思いです。

八雲くん(クロくん)のこと、かわいがっていただいて本当にありがとうございました。
ブログで拝見する八雲くんの表情はとても楽しそうで、生き生きとしていたので、いつも楽しみにしていました。なかなか取れなかった毛玉が取れたのも、ほっとしたり・・・

クロ君の幸せを祈っています。

No title

拝読して、涙が出ました。
お気持ちが、痛いほどわかる気が致します。
私は静岡県に住んでいますが、遠からず来るであろう大震災のことを考えると、大切なネコたちを守れるだろうか、ととても不安になります。
明日はどうなるかわからない。
だからこそ、抱いて寝られる今この時間が、たまらなく愛おしいです。
命がけで、守っていきたいと強く思います。

Re: No title

>翠さま
コメントありがとうございます。
猫たちとゆっくりくつろぐ時間って、かけがえのないものです。
震災当時、水も電気もない状況で、そのありがたさを痛感しましたが、猫や犬たちを連れていけなかったことが一番の後悔です。
静岡県も東海地震が心配ですね。
津波避難用の建物を建設する計画があるとお聞きしました。
早く実現されることを祈っています。

No title

本当につらい事だったと思います
私も原発8キロ圏内に居ます
いざとなったら・・・島根県松江市は日本海と日本海に繋がる宍道湖が市内を横断しています
津波や原発・・・
地震が在れば古い橋ばかり
各自で逃げてください
行政から言ってきました
猫6匹犬何処をどう逃げたらいいのか
不安と恐怖にさいなまれています
私だったら・・・どうするだろうと

その気持ち分かります

本当につらい事だったと思います
私も原発8キロ圏内に居ます
いざとなったら・・・島根県松江市は日本海と日本海に繋がる宍道湖が市内を横断しています
津波や原発・・・
地震が在れば古い橋ばかり
各自で逃げてください
行政から言ってきました
猫6匹犬何処をどう逃げたらいいのか
不安と恐怖にさいなまれています
私だったら・・・どうするだろうと

No title

はじめまして
まずはごめんなさい
こちらの記事をもっとたくさんの方に
知って欲しいとの思いだけで断りもなくtweetして
しまいましたm(_ _)mすみませんorz
私こちらで教えてくださった辛い経験を無駄にはしません。
誰に何を言われても我が子らは離しませんから…。

Re: その気持ち分かります

> 茶チャママさん
コメントありがとうございます。
私は、今回、この震災が起きるまで、自分の家が原発から何キロなのかも知りませんでした。
地震や津波が起こることは想像しても・・・
原発事故が起きるとは夢にも思わず・・・
覚悟も準備も足りませんでした。
行政も同じで、とにかく逃げてくださいとしか言われず。

どうすればよかったのか。
本当は今でもわかりません。
起きた後だから、こうすればよかった・・と思うだけです。

同行避難についても、もっと考えてみたいと思っています。

Re: No title

> チャキアさん
はじめして。
コメントありがとうございます。
ツイートしていただいてありがとうございます。
リンクフリーですので気になさらないでくださいね。

少しでも多くの方に考えるきっかけとして読んでいただけたら、うれしいです。

No title

こんばんわ。
「人と動物、自然のひとこま」さんから、お邪魔させて頂きました。
東南海地震も近いのではと言われています。
他人事ではありません。

少しでも多くの方に読んでいただきたいと思いました。
記事のリンクを貼らせて頂きますね。
宜しくお願いします。

記事のアップは、本日の遅い時間になります。

Re: No title

>なっつばーさん
コメントありがとうございます。
地震や災害はいつ起きるか、わかりません。
多くの方に読んで考えていただくきっかけになれば、私もうれしいです。
ありがとうございました。

No title

胸が痛いです。
どうしてこんなに小さな命が
原発の犠牲にならなればいけないのでしょう。

ともすると、震災のきおくも薄れがちな日々。
私も機会があれば、この話を記事で紹介させて
いただきたいと思います。
ボンママさん、いつも動物たちのため力を尽くして
くだって、本当にありがとうございます。

お悔やみ申し上げます

私は福島で被災動物の救護をしている 

動物救護隊 にゃんだーガード

の代表を務めさせてもらっている本多と申します。

記事シェアさせてもらいました。 

まだまだ圏内には取り残された避難者の大切な家族がたくさん取り残されています。
今政府はその2年近くも頑張って生き延びてきた子達を殺そうとしています。
これは何としても止めなければいけません。

そこでですが、ぜひあなたのつらい経験をもっと周りに知らせてあげてほしいのです。

そして、ペットは物じゃないと教えてやってください。

よろしくお願いします。

もう一つ大切な事。

もしかしたら猫ちゃんたちはまだ生きているかもしれませんよ。

先週保護されたある猫は1年9か月ぶりに飼い主さんのもとに帰って行きました。

まだ希望を捨てないでください。

それでは

Re: No title

>おばんですさん
コメントありがとうございます。
返信が遅くなり申し訳ありません。

小さな命だからこそ、大切にしなければいけないと思います。
人間も寝たきりで動けない人たちがたくさん、被害にあいました。
避難生活の体育館で失われた命も多いのですが、それもほとんど知られていません。

少しでも知っていただければ嬉しいです。
できることは少ないですが、がんばりたいです。

Re: お悔やみ申し上げます

> 本多さま
コメントありがとうございます。
福島県内での活動ありがとうございます。

記事では触れておりませんが、もう一匹の猫はすでにレスキュー済みです。
ありがとうございます。

ペットはものではありません。
本当に、それが当たり前に言われる世の中になってくれればいいのですが。
微力ですが、頑張りたいと思います。

きっと お空で 笑ってくれているね

 
 かなしくて 
 たまりません
 わたしも あの地震のあと
 3匹のねこのうち 1匹をなくしました
 ストレスかな といわれました
 いっぱい泣いても
 まだ かなしくて 
 。。。
 ぷーちゃんと うちのりんは
 きっと
 お空で おともだちになって
 走っていますね
 
 どうか
 おげんきになってくださいね 

Re: きっと お空で 笑ってくれているね

> *まみり*らえさん

コメントありがとうございます。
お返事が遅くなってすみません。

りんちゃんとぷー、そのほかにも、たくさん震災後に亡くなった子たちが安らかに・・・
虹の橋の向こうで、楽しく過ごしているといいですね。

二度と同じようなことが起こりませんように・・・

おばん道さんのBlog記事から知りました。

言葉もありません。
うすうすは知っているつもりでしたが・・・

とにかく、ご自分を責めないでくださいね。
そんな事しても誰も(ぷっちょちゃんも)喜びません。
きっと思いは伝わっていると思います。

私も、20年前に私の不注意で愛犬(ポロ)を亡くしました。悔やんでも悔やみきれませんでした。いま、涙がボロボロ出て来てきます。手を離さなければ、だっこしていれば・・・と後悔の渦です。その気持ちをその1年後に拾った捨て犬(クーちゃん)に込めました。それから18年本当に楽しい日々でした。最後の最後まで手を離しませんでした。私の腕の中で逝った愛犬が愛おしくてなりませんでした。感謝!感謝!です。

人は失はないと気がつかない動物なのかもしれません。愛するもの、健康、お金、物・・・私も、いろんな物を失って少しだけマシな人間になれた気がしています。今は少しでも回りの大切な人(愛する物)に優しくなれたらな〜ぁ。って思っています。二度と失わないために。

はじめてのボンママさんに、いろんなこと話してしまってごめんなさいね。何も分からないのに・・・ でも、このお話を聞けて本当感謝しています。もっともっと知りたいと思いました。本当の話し、私には何も出来ませんが心にだけは刻んでおきたいと思います。感謝!

本当にありがとうございました。

少なくとも、ボンママさんの愛は私には伝わってきましたよ。
本当にありがとう!

No title

初めまして。
おばん道さんから飛んで参りました。

夕べ初めて記事を読ませて頂き、その時には余りの胸の痛みに何も書けずに、ただただ涙を流して一夜を過ごしました。
でも、やはりどうしてもお伝えしたくて…

「記憶が思い出になる前に」
と書かれた言葉に、悲しみの深さを思い知ります。
どれ程の言葉を尽くそうと、その記憶をお慰めする事は叶わないとも思います。
だからこそ、私達は知らなければならないのですね。
伝え続けなければいけないのですね。


稚拙なブログではありますが、愛猫との日々を綴っている私にとって、深く深く心に刻むべきことを教えて頂きました。
微力ですが、記事のご紹介をする事をお許し願えればと思います。
一人でも多くの方に知って貰いたい。
そんな思いが湧き上がって参りました。

まだ終わってなどいない。
あの震災は、未だこれほどの悲しみと苦しみを与え続けている…

忘れません!
今も続く苦難のことも…逝ってしまった愛しいもの達の事も…

もう一度、今、自分に何が出来るのかをしっかりと考えたいと思います。

さいごに…寒さの厳しい折ですので、どうぞご自愛のほど。。。

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Re: おばん道さんのBlog記事から知りました。

> youのつぶやきです。さん
コメントありがとうございます。
本当に、失ってみないと分からない大切なものって、いっぱいあって、
先に気付くことができないから、そこから学んで考えて、前に進むことができるんだな・・・と思います。

愛犬のポロちゃんを亡くされた経験があったから、つぎの子との生活が大切でかけがえのないものになったのではないかな?と推察いたします。

暖かいコメントありがとうございました。

Re: はじめまして

> カギコメさん
コメントありがとうございます。

同行避難された方が一番困っていたのはフードが手に入らないことでした。
流通が止まって、ガソリンも手にはいらない状況でしたから、ペットフードを売っている店があってもあっという間に売り切れて、手に入らない日々が続きました。
避難所でも同じで、車の中にペットと一緒に過ごしている方が、自分の分の食事を分け与えようとしても、「人のために用意してくれたものを動物にやるなんて…」と非難する方もいました。

犬にも猫にも、もっとやさしい日本になりますように。

小さい子供を連れての避難も大変でした。
私は1.2.3.4歳4人の甥・姪が一緒だったのですが、外に出ることもできず、それがどうしてなのかもわからない子供たちにはとてもつらい体験だったと思います。
特に乳幼児では、ミルクや牛乳、お菓子といった嗜好品が手に入らなくて苦労しました。

避難ということについての課題は本当につきません。
いつ起こるか分からない震災への備えは本当に大切だと実感しています。

暖かいコメントありがとうございました。

Re: No title

> 八朔かーさんさん
コメントありがとうございます。

まだ、終わっていない。本当にその通りです。
でも、テレビや新聞で話題にのぼることは本当に少なくなりました。

忘れないと言ってくださる、知らせようと行動してくださることは本当にうれしいです。
ありがとうございます。
稚拙な文章ですが、ご紹介いただければ・・・と思います。
よろしくお願いいたします。

初めまして

YOUのつぶやきです!さんから
直ぐに参りました。
覚悟して来ましたが
涙がボロボロでした...。

私には想像できないほど...
生きているのが辛くなる位...
苦しい思いをされたのではないでしょうか。
ボンママさんにに出会う事が出来て
心から感謝しています。

うちは震災時に
運良く非難もせずに
過ごせましたが...........
うちのワンコガ危篤状態で
停電の中、病院に連れてくのが大変で...
主人に「こんな状況の時に連れてくなんて...。」と言われ
散々もめて...離婚を覚悟で受診に託けました!
人間の子供だったら...
どんな事しても病院に連れてくのに
入院費用の事なども言われて...
ものすごく辛い日々を送りました。

犬も猫も人間同様に
家族と思って愛していています。
我が子を守れるのは...やはり
女性である母の思いなのかも知れない...
そう思った大震災後の生活でした。

すみません...
初めてなのに
自分の事ばかり話してしまい...。

私に出来る事で
何か協力させて下さい。
又、後日...伺います...。

No title

伝えてくださってありがとうございます・・・
深い哀しみをこうして言葉にするのは
とてもお辛かったことでしょう・・・。
拝読していて胸が苦しくなりました・・・。

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No title

つらい話をしてくださってありがとうございました。
今私の住むところで災害が起きたら
冷静でいられるかどうか自信はありません。
犬と猫計3匹守り切れるか不安です。
ただお話してくださったように
大切なものは離さない、ということだけは
頭に入れておきたいと思います。

忘れるにはあまりにつらい経験ですが
もうご自分を責めないでくださいね。

管理人のみ閲覧できます

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Re: 初めまして

> アイズのひろみさん
コメントありがとうございます。

震災でも事故でも、緊急事態が起きた時に、やはり人が優先になってしまう傾向や、
ペットを優先することにためらいが生じるのはさみしいですよね。
でも、それがその子を愛していないとか、軽んじているということではないと思います。

停電した状況の中で、大変な思いをされましたね。

私も、自分にできることを頑張りたいと思っています。
宜しければまた、ご覧ください。
コメントありがとうございました。


Re: No title

> イヴまま♥さん
コメントありがとうございます。
感想を残していただいてありがとうございました。

子猫たちの楽しい日常もつづっておりますので、よろしければご覧ください。
ご訪問ありがとうございました。

Re: No title

> まめはなのクーさん
はじめまして、コメントありがとうございます。
>  小さな命も、大切にされる社会にして行きたいものです。
本当にその通りだと思います。
被災地のこと、動物たちのこと、そして、弱い立場の子供たちのこと・・・
報道されなければいけないはずのことが、あまりにも伝えられることが少なくて、もどかしい思いです。

今でも、たくさんの動物たちが、あの場所で生きていて・・・
頑張っています。
何の罪もなければ、どうして置いて行かれたのかもわからない。

飼い主も探しているけれど見つからない子がたくさんいます。

同じようなことが二度と起こらないようにするため、できることはなんなのか、私もずっと考えて、できることをしていきたいと思います。

ありがとうございました。

Re: No title

> NEccoSUNさん
コメントありがとうございます。
震災が起きたら、原発事故が起きたら・・・
同じようなことが起きたら、私も冷静ではいられないと思います。

大切なものは何か。
今の私には生きてそばにいてくれる子たちがとても大切です。
大事にしていきたいと思います。

あったかいコメントありがとうございました。

Re: No title

> カギコメさん
コメントありがとうございます。

正当なご意見だと思います。
カギコメさんと同じご意見の方も多いと思います。コメントとして残してくださってありがとうございます。

どんな命も平等だと、私も思います。

でも、今回、思っていることを行動に移せなかったのは私の弱さゆえと痛感しています。
ご紹介くださったブログ、検索しても見つかりませんでした。
ぜひ、拝見させていただきたいので、よろしければカギコメにてお知らせいただけると嬉しいです。

ありがとうございました。

取り急ぎですが

こんばんは~
リンクフリーになっておりましたので
取り急ぎ...ご連絡までv-421

すみません...
眠くて気絶しそうで
ヘロヘロなので...
後日...又...
オジャマさせて頂きます...v-75

Re: 取り急ぎですが

> アイズのひろみさん
リンクしていただいてありがとうございます。

>眠くて気絶しそう・・・
だいじょうぶですか?
ご無理なさらないでくださいね。


転載させてください

以前より、活動報告を何度かブログでご紹介させていただいておりました。事後報告になり申し訳ありません。お友達のブログでこちらの記事を拝見し、今頃になってのコメントをお許しください。

これほどの経験を思い出され、記すのはどれほどお辛かったことでしょうか…それでも発信していただき、感謝いたします。どうかどうか、ご自分を責めないでください。読ませていただき涙があふれ、そして私の心に重く深く刻まれました。

福島の子たちはまだまだ苦しみの中ですが…国が同行避難のガイドラインを発表し、将来へ向けては一歩前へ進みましたが、各地、まだまだ課題や必要な準備があると思います。

こんな残酷な別れを、もう二度と誰も経験することのないように、すべての避難所・仮設住宅でペットが受け入れられるように、二度と福島が繰り返されないように切に祈ります。

福島の動物たちのことを多くの方に知っていただきたく、ブログで情報を発信しています。こちらの記事を皆さんに読んでいただきたいので、転載させていただけたらと思います。よろしくお願いいたします。

Re: 転載させてください

>ももこひめさん
コメントありがとうございます。
当ブログはリンクフリーですが、ご報告いただいてうれしいです。

あれから、1000日という月日が流れましたが、ぷーのことは忘れることができません。
そして、いまだ見つからない犬も忘れることはできません。

今にして思えば、もっとできることがありました。
当時、「飼い主が会いに来ると動物たちが不安定になり、体調を崩すことあがあるので面会はできない」と、言われましたが、素直にいわれた通りにしなければよかった。
本当は今でも会いたくて、会いたくて仕方がないのが本音です。

同行避難がスタンダードになり、ペット可の避難所・仮設住宅が当たり前に整備されることを願います。

人の食料ですら手に入らない状況になった時、ペット用品は本当に手に入りませんでした。
福島のようなことが二度と起こらないことを願いますが、災害はいつ起こるかわかりません。
災害へのペット用備えが大切であることも併せてお知らせいただけると嬉しいです。

よろしくお願い申し上げます。

No title

ブログに書いてくれてありがとうございます。

私も猫2匹を飼っており、3.11ではそんなに被害のない地域に住んでいたのであの時は揺れだけですみました。
あれ以来、猫の避難グッズを少しずつ備蓄しているのですが、
いざ避難しなければならないとき、すぐに帰れるだろうというような意識は絶対持ってはいけないと感じました。
逃げるときは一緒。
避難所に入れないくらいの覚悟でいようと思いました。

どんなときも諦めないお気持ち、見習いたいです。
お辛い経験を聞かせていただき、自分の意識が引き締まり、本当に感謝しています。

Re: No title

> 青さん
読んでいただいてありがとうございます。

すぐに帰ってこれる場所に行くだけ・・・という思い込みも、間違いだったと後になって分かりました。
大事な子と離れない・離さない覚悟。
簡単なようで、難しいことと感じます。

No title

ぷーちゃん、可愛かったですね… 貴重なお話ありがとうございました。

あの震災の教訓として、ペットは同行避難してもよいことになりましたが、まだまだ認知されていませんので、先の口永良部島の噴火でも迷惑かと置いて来てしまった人がいたようです…

ブログ等でもっともっと知らせて行かなければならないですね!

人であれ動物であれ、家族を失うことは本当に辛いです。大事なもの絶対離さないで の言葉は、私の胸にしっかり収めました(^^)v

Re: No title

> pmarin さん
お読みいただいて、ありがとうございます。
あの頃、精一杯だったこともあとになってみれば後悔ばかりで・・・

口永良部島のニュースでは胸が痛くなりました。

迷惑になるかもしれない・・・と、他人に迷惑をかけてしまうことを危惧すると、犬猫の命が後回しになって、手遅れになることがあります。
迷惑をかけてしまうかも?という気持ちは、避難するときには捨てた方が良いもののひとつだと思います。
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石とか貝とか植物もすき。
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南相馬市にある被災猫シェルターです。 福島県原発被災地の猫のレスキュー、家族さがし、里親募集をしています。 多くの方に支えられて、活動を続けています。

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