三毛犬(画像追加あり)
2015.01.04(Sun)

分厚い氷のできた、寒い週末となった3・4日。
給餌に行ってきました。

初日はところどころ、雪の残る中での給餌。
野生動物の足跡がありました。
アライグマか、アナグマみたいな手足の発達している足跡。

猫の足跡は、梅の花のようで小さくて・・・獣のものとは明らかに違います。
この場所は、いつも白黒の猫が顔を見せてくれる場所だったのですが、この日は会うことができませんでした。
そして浪江町へ向かおうと車を走らせていると・・・

前方を走る姿・・・
犬?
ずっと見かけたことのない犬たち。
久しぶりに出会いました。
凍った道路を舐めて、水が欲しそう・・・

近づいてみると、ずいぶん大きな犬です。
白状すると、私・・・
犬が怖いのです。
コタとか、与太とか飼ってて、何を?と思われるでしょうが・・・
自分の飼い犬と、飼い主が一緒にいる飼い犬は平気。
リードが離れて、自由になっている犬は怖くてたまりません。
大型犬は少し怖い。
小型犬はこわくない。
中型犬が一番、怖い・・・

少し、右足をかばうように歩いていて・・・
車を近づけると、乗りたそうに寄ってくるのだけど、すぐに離れて行ってしまう。
よく見ると、右足は怪我をしているようです。
何かに噛まれたような傷があります。
お腹はすいているようで、差し出す食べ物はがつがつと食べる。
でも、触れようとすると、飛び退って逃げる・・・
どうしよう?
と、途方に暮れて・・・
3.11レスキュー日誌のおやじさんに連絡をしました。
すぐに来てくれるとの頼もしいお返事をいただいて・・・
わんこを何とか、保護しようと試みました。

ずっと、しっぽを巻いている。
犬の方も、怖くておびえているのがよく分かります。
そして、私も腰が引けているものだから・・・
紐をかけることができるまで、ずいぶんと時間がかかりました。

輪の大きいチェーンをカラビナでつないだ首輪?を付けていました。
特徴的なわんこです。
何が混じっているのか・・・
猫でいうなら、八割れの三毛。
白三毛というやつ。
浪江と小高の境目で保護したこの子。
飼い主さんをご存知の方、情報をお持ちの方、いらっしゃいましたら、ご連絡いただけると助かります。
コメント欄あるいはにゃんこはうすメールまで情報をお寄せください。
(nyankohouse2011☆まで ☆を@yahoo.co.jpに変えてください)
現在は、おやじさんのところでお預かりいただいています。
(ほんとうにありがとうございました)
仕事始めになったら、保健所への届け出予定です。
今回は、いろんな動物と出会いました。

水辺の鳥たち・・・

たくさん飛来している白鳥。
それを狙うキツネ。
サルもいたし・・・

猫も見かけました。
この子は、給餌場所のひとつで見かけた子。
私たちに気づくと、すぐに走って行ってしまいました。
元気そう。

除染で草を刈られた田んぼにいた子。
普段なら、枯草で見えなかったと思います。

望遠で撮っているので、近くに見えますが、結構離れた場所なのに、私たちに気づいて精一杯隠れています。
給餌場所からは少し離れている場所だったので、ウェットフードをお皿に置いてきましたが・・・
帰りに通りかかったら、のんきそうに昼寝をしているようでした。
給餌で命をつないでいる子たちは、最近になってよく姿を見せてくれます。
真冬になって、野生動物の活動が減っているからかもしれません。
幸い、見かけた子たちは健康そうに見えました。
本当はどの子も保護したい。
でも、できれば人が入ることができなくなることが確実な場所から、まず保護したい。
状態が悪い子を見かけたときのための保護枠は空けておきたい。
頭では分かっているのですが、気持ちは別で・・・
悩みは尽きません。
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