お散歩と郷愁
2014.03.07(Fri)

お気に入りの散歩道。
春になると、よくおっさん犬と行った場所です。
傾斜が緩やかな坂道が続いて、先は行き止まりになっている林道。
おっさん犬と与太郎を連れて、出かけてみたら、二月に降った雪が積もったままでした。

おっさん犬の足が埋まるくらい。
20センチくらい融け残った雪は、柔らかいところと固いところが入り混じっていて、とても歩きにくい。

日当たりの良いところは融けていたけど、この先はまたうんざりするような雪道で。
この道を行くことはあきらめて、別の道にお散歩に行きました。

私はモミの木を下から見上げるのが好き。
広葉樹が葉を落とした冬は、モミの木が綺麗で・・・
白い幹も素敵です。
今頃はきっと、自宅の近くの森も同じような景色。
無性に・・・
見慣れた懐かしい光景が見たくなることがあります。
だから、帰りたいと思うのかもしれません。
あれから、三年がたとうとする今も・・・
帰ることは許されないけれど・・・

大好きなモミの木がある森も。

そこへ続く木漏れ日の道も。

空をそのまま映したような水面も。

綺麗な夕焼けも。
まだ、そこにあるから。
人の営みが絶えていても・・・
帰りたいと思う。

・・・帰りたいと思うのです。
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