週末のレスキュー

週末、双葉町の再編前の最後のレスキューに行ってきました。

再編されたら、いつどうやって給餌することができるか分からない。
まだ、たくさんの子がいる場所。
今度、いつ給餌できるか分からないから、出来るだけフードを追加しておきたかったのです。

前日は多紀さんがボランティアの方と共に小高地区を給餌してくれていて・・・
今回、私用のあった私は日曜日だけの参加になりました。

先週末はたくさんの一時帰宅の車が行き来していた双葉町。
今回は別の町のように静まり返っていました。

着々と必要なことをこなして、給餌する間、猫の姿は見かけませんでした。
それもそのはず、気温が高くて焼けるような日差し・・・
猫がうろうろしているような気候ではないからです。


双葉町の給餌を終えて、空いた時間できになる場所を見に行きました。
モーションカメラを仕掛けてあった場所の回収、以前に猫を見かけた場所の確認。

モーションカメラを回収してから、私が気になっていた場所へ向かう途中・・・
「この暑さで出歩いてる猫なんていないよね」
と、多紀さんと話しながら、車を走らせていました。
痩せた子
痩せた、キジ白の子が道を歩いていました。(浪江町谷津田乱塔前付近)
猫が出てきた場所を見てみると、ゴミ捨て場があって・・・
でも、ずっと使われた様子もなく、猫が食べられるようなものは一つもありません。

よろけながら歩いていた
よろよろと・・・
左右に揺れるような足取りでゆっくりと、歩き去っていく猫。
呼びかける声には一度、振り返りましたが・・・
こちらには寄ってきません。

捕獲器を仕掛けたけれど、この子は入ってくれませんでした。
見かけた場所にフードを置いて、次の場所へ向かいました。

そこは以前に痩せた猫を見かけた場所。
サバトラのような、たぶん女の子。
通り過ぎる瞬間に、細い道の向こうに姿が見えて・・・
あわてて車をバックさせた場所です。
一か月ほど前に見かけた
生い茂る、枯草で姿がよく見えなかったのだけど、確かに猫でした。
そして、呼びかける声に立ち止まって、こちらを見つめていました。

初めて出会ったとき
その場所はふだん、人が通るような場所ではありません。
どうやって、生き延びたのかも本当に不思議になってしまうような場所でした。

4月の再編で、この子がいた場所の先は帰宅困難区域になり、車が通り抜けできません。
私も、そこへ行こうと思って通ったわけではなく。
その先の地区へ通り抜けしようとして、できなくて、やむなく通った場所です。

その時フードを置いてきたけれど、その後どうしているのかとても気になって・・・


一度、見かけた場所で同じ猫と出会う確率はとても低い。
猫が住処にしている場所でなければ、ほとんど通りすがりだからです。

他の場所でもずっと探している猫がいて、その子とはもうずっと出会えていません。

でも、いたのです。
前と同じように、同じ場所に座っていて・・・
待っていてくれた。

捕獲器をかけると入ってくれました。
保護できたけど・・・
やせ気味の女の子。
体は背骨が浮いています。

ふわりちゃん
栄養不足なのか、もともとの柄なのか・・・
背中は茶色です。


保護することはできたけど、私と多紀さんはとても悩みました。
実は、保護部屋に空いているケージはなかったのです。
この日、保護する枠はありませんでした。

でも、状態の悪い子がいるときは別です。
ぎりぎりの状態の子がいた時、保護できるように捕獲器は持ち歩いていました。


この子は、とてもおとなしくて・・・
指を入れてもうなるでもなくて・・・
痩せていて、涎をたらしていた。

一度はリリースすることを考え、捕獲器の扉を開けたのですが・・・
出て行ってくれませんでした。

出たくない、とでも言うように・・・

ここでリリースしたら、もう二度と会えないかもしれない。
にゃんこはうすに無理を言って、入院中のふぅちゃんのケージをこの子のために整えてもらいました。


保護するかどうか・・・
リリースするかどうか・・・
見なかったことにするか・・・

いつでも葛藤は付きまといます。

そして、いつまで続けられるかも分からない。
一つの命を救うということがこんなに難しい。

簡単でないことは覚悟の上ですが、すべてを救うこともできないのだと、また自覚しなければいけません。

それでも少しでも可能性のあることを続けたい。
自分自身も離れてしまった飼い猫を探す立場だったから・・・
いまでも愛猫を探している人がいるなら、手助けが出来るなら、続けていきたいです。

追記は、小高で見かけた猫たち。

国道を急いでいるとき、道路わきに倒れている猫が見えた。
車にはねられた?
嫌な想像をして、車をUターンさせました。
ぺったりと横たわる猫。
死んでるかも・・・?
と思ったら。
元気そう
呼んだら顔を上げた。
よかった、生きてた。
でも国道のそばは危険です。
多紀さんが車から降りて、焼きかつおを置くと、むさぼるように食べ始めました。

サバ白くん
とっても元気そう。
安心して離れることができました。

そして、そこからちょっと行った踏切で、また猫に出会いました。
白い猫
きれいな白猫さん。
初めて見かける子です。
ひっ迫しているようには見えないので、ちょっと安心。
でも、お腹を空かせているかもしれないからと、フードを置いてみました。

線路の上の子
線路の上を通って、どこへ行くのかな。
お家に帰るのかな。
荒れ果てた線路が少し、悲しいけど、ここは人が自由に立ち入れる場所。

浪江で保護した子と比べても、明らかに健康そうでした。

旧警戒区域はいつになったら、もどることができるか分からない。
でも、それを待っていたら、今まで頑張ってきた子たちには間に合わない。
だから、こんな活動が必要になる。
どこまで続けられるか、分からないけど、出来ることを続けていきます。
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