ふぅちゃんの保護
2013.05.22(Wed)
レスキューというと、なんか、かっこいいような・・・気がします。
でも、実際のところはそんなにいいものではありません。
つらいものもたくさん見るし、状態の悪い子がいても、保護したい子がいても・・・限られた時間で保護できないことの方が多いのです。
定点の給餌ポイントにフードを切らさないように給餌を続けて、保護したい猫がいるかどうかを確認して・・・
捕獲を試みることの繰り返しです。

にゃんこはうすに保護されて、その後里親さんのところに行った美奈子(本名くぅちゃん)
飼い主さんのお話では、姉妹の三毛猫がまだ見つかっていないということでした。
名前はふぅちゃん。
「ふぅちゃんはどこに行っちゃったんだろうね?」
美奈子に語りかけていた飼い主さん。
その話を聞いてから、レスキュー班はずっと、美奈子の保護された場所に給餌を続けていました。
そして、その最中に三毛猫の姿を見かけることがあったと言います。
先々週のレスキューで、給餌した場所にモーションカメラをセットしてみました。
その画像に、フードを食べに来ている猫の姿が映っていました。

画像は不鮮明ですが、三毛猫です。
美奈子にも似ているような気がします。
幸いなことに痩せてはいなくて・・・
給餌したフードを食べることができていたように見えます。

こちらを向いた顔を見て気付いたのは、首輪をしていること。
美奈子も保護時に付けていたピンク色のノミ取り首輪。
市販されていて、いろんなメーカーがあるのですが、この首輪が曲者です。
長期間、着用したままでいると、柔らかいシリコンのような質感だったものがとっても固い凶器に変わってしまいます。
ある保護猫は、この首輪が楕円形になって首が絞められた状態で保護されました。
震災から26か月。
ふぅちゃんの首輪も、カチカチに固まっていることが想像できました。
何とか保護したい。
そんな思いで、今回は二つの捕獲器を仕掛けました。
でも、今までも何度も捕獲器をしかけて、一度も入ったことのないふぅちゃん。
捕まるかどうかはわかりませんでした。

確認に行ってみると、三毛猫が入っていました。
ふぅちゃんかもしれない!

この顔は、モーションカメラに映っていた子です。
元気そう。
良かった。
保護できたことがうれしくて・・・
ふぅちゃんはちっとも野生化なんてしていなくて、差し入れたにゃんカップをむさぼるように食べて、にゃーにゃーと鳴いていました。
ふぅちゃん、と呼ぶとお返事してくれて・・・
うれしい!の一言でした。

にゃんこはうすで、状態を確認するために二段ケージに入ってもらいました。
駆虫のスポット剤をつけて、首輪を外しました。

26ヶ月以上。
たった一匹で頑張っていたふぅちゃん。

予想通り、首輪はがちがちに固まって、切り取らないと外すことができませんでした。
この形のまま、ずっと首に巻きついていた首輪。
自然に外れることは決してありませんでした。
でも、ふぅちゃんの体はずっと同じではありません。
痩せた時期もあったのでしょう。
右の脇の下に深い傷ができていました。
首輪が、たすき掛けになって、それでも外れず・・・
もがいた結果、元に戻っていたのだと思います。

傷口から感染症を起こして、死にいたることだってあり得ます。
本当に保護できてよかった。
ずっと、給餌に通ってくれていたから、ふぅちゃんは命をつないで、今回保護することができました。
今回のレスキューが良かったのではありません。
ずっと続けてきたことが、良い結果につながったのだと思います。
レスキュー班も、ふぅちゃんも頑張った。
フードを支援してくださった方がいたから、命はつながりました。
モーションカメラや様々な支援をしてくださった方かいたから、ふぅちゃんは保護できました。
本当にありがとうございます。
(レスキューの話はもう少し続きます)
でも、実際のところはそんなにいいものではありません。
つらいものもたくさん見るし、状態の悪い子がいても、保護したい子がいても・・・限られた時間で保護できないことの方が多いのです。
定点の給餌ポイントにフードを切らさないように給餌を続けて、保護したい猫がいるかどうかを確認して・・・
捕獲を試みることの繰り返しです。

にゃんこはうすに保護されて、その後里親さんのところに行った美奈子(本名くぅちゃん)
飼い主さんのお話では、姉妹の三毛猫がまだ見つかっていないということでした。
名前はふぅちゃん。
「ふぅちゃんはどこに行っちゃったんだろうね?」
美奈子に語りかけていた飼い主さん。
その話を聞いてから、レスキュー班はずっと、美奈子の保護された場所に給餌を続けていました。
そして、その最中に三毛猫の姿を見かけることがあったと言います。
先々週のレスキューで、給餌した場所にモーションカメラをセットしてみました。
その画像に、フードを食べに来ている猫の姿が映っていました。

画像は不鮮明ですが、三毛猫です。
美奈子にも似ているような気がします。
幸いなことに痩せてはいなくて・・・
給餌したフードを食べることができていたように見えます。

こちらを向いた顔を見て気付いたのは、首輪をしていること。
美奈子も保護時に付けていたピンク色のノミ取り首輪。
市販されていて、いろんなメーカーがあるのですが、この首輪が曲者です。
長期間、着用したままでいると、柔らかいシリコンのような質感だったものがとっても固い凶器に変わってしまいます。
ある保護猫は、この首輪が楕円形になって首が絞められた状態で保護されました。
震災から26か月。
ふぅちゃんの首輪も、カチカチに固まっていることが想像できました。
何とか保護したい。
そんな思いで、今回は二つの捕獲器を仕掛けました。
でも、今までも何度も捕獲器をしかけて、一度も入ったことのないふぅちゃん。
捕まるかどうかはわかりませんでした。

確認に行ってみると、三毛猫が入っていました。
ふぅちゃんかもしれない!

この顔は、モーションカメラに映っていた子です。
元気そう。
良かった。
保護できたことがうれしくて・・・
ふぅちゃんはちっとも野生化なんてしていなくて、差し入れたにゃんカップをむさぼるように食べて、にゃーにゃーと鳴いていました。
ふぅちゃん、と呼ぶとお返事してくれて・・・
うれしい!の一言でした。

にゃんこはうすで、状態を確認するために二段ケージに入ってもらいました。
駆虫のスポット剤をつけて、首輪を外しました。

26ヶ月以上。
たった一匹で頑張っていたふぅちゃん。

予想通り、首輪はがちがちに固まって、切り取らないと外すことができませんでした。
この形のまま、ずっと首に巻きついていた首輪。
自然に外れることは決してありませんでした。
でも、ふぅちゃんの体はずっと同じではありません。
痩せた時期もあったのでしょう。
右の脇の下に深い傷ができていました。
首輪が、たすき掛けになって、それでも外れず・・・
もがいた結果、元に戻っていたのだと思います。

傷口から感染症を起こして、死にいたることだってあり得ます。
本当に保護できてよかった。
ずっと、給餌に通ってくれていたから、ふぅちゃんは命をつないで、今回保護することができました。
今回のレスキューが良かったのではありません。
ずっと続けてきたことが、良い結果につながったのだと思います。
レスキュー班も、ふぅちゃんも頑張った。
フードを支援してくださった方がいたから、命はつながりました。
モーションカメラや様々な支援をしてくださった方かいたから、ふぅちゃんは保護できました。
本当にありがとうございます。
(レスキューの話はもう少し続きます)
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