2016.04.25(Mon)

4月20日のブログで、お知らせしたうずらの病状。
残された時間は少ないと分かっていましたが・・・
翌日の朝10:30私が猫部屋のお掃除に入っているその時間にうずらは逝ってしまいました。
本当にあっけなく。
少しだけけいれんした手足が、走るように動いて・・・
目からすーっと光が消えました。
前日の状態で、この日の点滴はどうしようか?と考えていたのですが、朝にはその点滴をするような状態ではなくなっていました。

元気だったころのうずら。
きれいな八割れ。
口元の泥棒柄も可愛くて、大好き。
ビビりで、人が怖くて・・・
爪を切ったり、動物病院に連れて行ったりするのに、何度も捕まえて怖い思いをさせました。
お返しに、おしっこ漏らされて、着替えに走ることもよくありました。

こっちに来ないでよ!って、必死にシャーシャーいう姿も可愛いと思っていました。
うずらには怖いだけだったかもしれませんが、私は大好きだったよ。
いつも、猫が亡くなったときは、すぐにブログでお知らせしていたのですが・・・
今回は、心の整理がつかなくて・・・
ご報告が遅れてしまいました。
保護猫が、保護猫のままで死ぬこと。
それはとてもつらい。
うずらのように回復の見込みのない病だったり、
健康状態の良くない子は、積極的に里親さんを募集することもできなくて・・・
私の家にいるのはそんな子たちばかり。

亡くなってから初めて、うずらの手を洗いました。
口内炎がひどかったので、うずらの手はいつも茶色く汚れていました。
元気で、むちむちしていたときみたいに、白い手に戻してあげたくて・・・
お湯をためて、うずらを抱きかかえて、両手を洗いました。
小柄なうずらが、痩せてしまって、今では茶々よりも軽くなっていました。
初めて抱っこしながら、泣いた。

ねぇ・・・うずら。
ちょっとは幸せだったかな?
あんずやミントとくっついて寝ているときは幸せそうに見えたけど・・・
私のところに来て幸せだった?

苦しいのが楽になって、自由になったうずらの魂はどこにいるんだろう?
まっすぐに福島の空へ帰っていったのかな?
あの富岡から見える高い高い空へ、走って行ったのかな?

うずらの病気が治らないものだって、わかってから・・・
いつか、この日が来ることはわかっていました。
覚悟もしてたつもりだったよ。
でも、ダメだった。
治してあげられなかったことが悔しい。
何もできない自分が大嫌い。

心の一部がもぎ取られたみたいで、苦しいです。
こんなにも大きな存在だったんだって、亡くなってから、余計に分かる。
本当はもっと、できることがあったんじゃないかって、後悔は波のように押し寄せてきて・・・
つらくてたまらない。
泣いて戻ってくるなら、いくらでも泣くんだけどね・・・

うずらは、2012年10月27日に富岡町で保護されました。
人慣れしていない彼は、飼いネコではなかったかもしれません。
いままで、ご支援いただいたフードを食べて、ご支援いただいたお金で病院に通っていました。
うずらがこうして生きてこられたのは、皆様のご支援のおかげです。
本当にありがとうございました。

うずらと陸と茶々でシェアしていたカロリーエースが、
うずらの分だけ残ってしまうことにまだ、慣れることができませんが・・・
私の手を必要としている子たちを大切に、していきたいと思います。
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